2014年2月の法話
[2月の法語] 人は法を求めるに止(とど)まって 法に生きることを忘れている 出典:高光 大船(たかみつだいせん) 編集:福嶌和人/水島見一『高光大船の世界 道ここに在り』より |
[法話]
今月のことばは、高光大船(たかみつだいせん)氏の言葉です。氏は、1879(明治12)年に金沢市の真宗大谷派専称寺に生まれて、真宗大学(現・大谷大学)に進学し、曽我量深(そがりょうじん)(※)氏に師事しました。その後、自坊に帰り住職として活動し、1951(昭和26)年に72歳で往生されました。その間、藤原鉄乗(ふじわらてつじょう 1879~1975)氏と暁烏敏(あけがらすはや 1877~1954)氏とともに「金沢の三羽烏(さんばがらす=一門またはある方面における3人のすぐれた人)」と呼ばれました。そんな中で「愚禿社」(ぐとくしゃ)を設立し雑誌『氾濫(はんらん)』などを刊行し、また自坊で仏法講習会を定期的に開いて伝道教化に専念されました。
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